CGの描き方 / Matier編

塗りぬり

2値化/下塗り

下塗り

色塗りしやすいように、モノクロ多値の線画を2値に変換します(EFECT → 二値化)。 しきい値はなにも考えずデフォルトの15くらいでいいと思いますが、 好みに応じて加減してやってください。そしておおまかな色をパーツごとにベタ塗りします。 画面全部を絵のイメージのベースカラー(夕焼けの絵ならオレンジ系の色とか)で塗りつぶしてから色を重ねていくという方法もありますが、 アニメ調(セル画風)の絵には向かない手法だと思うのでここでは使いません。 背景は後で合成しやすいよう使いそうにない分かりやすい色で塗っておきます。 まあ、この色は背景のイメージの色にするのがいいのですが。

まずは肌色

セル画風影つけ

パーツごとにマスクをかけて塗っていきます。まず肌色からです。人によってどこから始めるか違うと思いますが、絵の中の重要な部分から手をつけるのは当然でしょう(笑)。

「カラーマッチング」で肌色以外の色を有効にして全画面フィルでマスクをかけます。セル画風におおざっぱに影をつけ、筆圧ONにしたタブレットの筆で間の色を置いたり、指先ツールでぼかしたりします。そのあとぼかしツールを矩形フィルでちまちまと使って色の変化をさらになめらかにします。Matierでは、ぼかしツールを矩形フィルで使うと、ディザがかかってマッハバンドのない仕上がりになります。

肌色塗り
肌完成

ぼかさずに色の変わり目をきっちり出した方がよい部分もあるので、考えながら塗っていきます。 ハイライトも描き込んでお肌は完成です。

同じように部分ごとにマスクをして、髪の毛やその他も塗っていきます。

ボトルも塗った

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Last Updated: 2016.09.22. http://mimi.moe.in 狼どもの熱き砂漠